3倍配当のゲームで使うのは、1回勝てば累計損失を取り返して利益が残るように設計されているからです。 1:1のゲームでこの増やし方をすると、勝っても損失を取り返せません。
| 何回目 | 賭け金 | そこまでの累計投入 | そこで勝ったときの純益 | そこまで全敗する確率 |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 1,000 | 1,000 | +2,000 | 100% |
| 2回目 | 1,000 | 2,000 | +1,000 | 67.57% |
| 3回目 | 2,000 | 4,000 | +2,000 | 45.65% |
| 4回目 | 3,000 | 7,000 | +2,000 | 30.85% |
| 5回目 | 5,000 | 12,000 | +3,000 | 20.84% |
| 6回目 | 8,000 | 20,000 | +4,000 | 14.08% |
| 7回目 | 13,000 | 33,000 | +6,000 | 9.52% |
| 8回目 | 21,000 | 54,000 | +9,000 | 6.43% |
| 9回目 | 34,000 | 88,000 | +14,000 | 4.34% |
| 10回目 | 55,000 | 143,000 | +22,000 | 2.94% |
| 12回目 | 144,000 | 376,000 | +56,000 | 1.34% |
賭け金の増え方は約1.618倍(黄金比)で、マーチンゲール法の2倍よりゆるやかです。 12回目でもまだ144,000円で、マーチンゲール法の12回目(2,048,000円)の14分の1です。 ここまではココモ法の長所です。
問題は「どこまで潜ることになるか」です。ダズンの勝率は 12/37 ≒ 32.43%。 赤黒(48.65%)と比べると、連敗の起きやすさがまるで違います。
| 連敗数 | ダズン 2:1(ココモ法) | 赤黒 1:1(マーチンゲール法) |
|---|---|---|
| 5連敗 | 14.08% | 3.57% |
| 6連敗 | 9.52% | 1.83% |
| 8連敗 | 4.34% | 0.48% |
| 10連敗 | 1.98% | 0.13% |
| 12連敗 | 0.91% | 0.034% |
6連敗はマーチンゲール法の5倍以上起きやすく、10連敗では15倍以上です。 賭け金がゆっくり増えることで稼いだ余裕は、連敗が長いことでそのまま食い潰されます。
次の数字は、下のシミュレーターで乱数シードに 20260902、セッション数に 5,000 を入れれば同じ結果が再現できます (ヨーロピアンルーレット ダズン/基準額1,000/最大200ゲーム)。
| 設定 | 破綻率 | プラスで終了 | 平均収支 | 収支の中央値 | 最悪 | 平均総ベット額 | 理論値 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 資金100,000/上限20,000 | 99.3% | 33.3% | −2,678 | −12,000 | −33,000 | 107,452 | −2,904 |
| 資金1,000,000/上限1億 | 23.7% | 75.7% | −40,744 | +189,000 | −986,000 | 1,093,670 | −29,559 |
※ 2行目は損益のばらつきが極端に大きいため、5,000セッションでは実測(−40,744円)と理論値(−29,559円)の差が残ります。 セッション数を増やすほどこの差は縮みます。1行目のように分布が穏やかな設定では、実測 −2,678円 に対し理論値 −2,904円 とすでによく一致しています。
1回プレイは1ゲームずつ手で進みます(自動再生は任意で、結果が勝手に流れることはありません)。 一括試行は同じ設定を最大5,000セッション回します。乱数シードを入れれば同じ結果を何度でも再現できます。
初期資金を 1000000、テーブル上限を 100000000 にして一括試行してください。 勝率は75.7%まで上がりますが、平均も合計もマイナスのままです。 上限を外しても期待値は改善せず、1回あたりの負けだけが大きくなります。
設定を初期値に戻し、「利益目標に届いたらやめる」に 5000 を入れて一括試行してください。 プラス終了は82.5%に上がりますが、平均収支は −674円のままです。
ココモ法は3倍配当専用なので、このシミュレーターでは「公正なコイン」を選べません。 控除率0%との比較をしたい場合は、マーチンゲール法のページで試してください。 どのシステムでも結論は同じで、控除率をゼロにすると平均収支もゼロになります。
増え方は確かに緩やかです(1.618倍 対 2倍)。しかし使うゲームの勝率が32%しかないので、 そもそも深く潜る回数が多くなります。上の連敗確率の表がその比較です。
3倍配当なので、勝てば確かに累計損失を取り返して利益が残ります。 ただしそれは賭け続けられた場合の話です。テーブル上限か資金のどちらかが先に尽きれば、 その時点の累計損失(表の3列目)がそのまま残ります。